逝去直後に訃報を知らせるのは、親戚、親しい友人・知人、勤務先、学校、町内会など。菩提寺があれば、僧侶に連絡しておくと、葬儀日程などを決める上で参考になります。通夜や葬儀は、葬儀社に依頼するのがベスト。葬儀社を選ぶポイントは「対応が迅速で丁寧」「葬儀費用について明瞭に説明する」「遺族の疑問や相談に誠実に応える」などをポイントに選びましょう。 |
故人の唇を軽く湿す「末期の水」、遺体を拭き清める「湯灌」、故人に化粧を施す「死化粧」。これらは逝去直後の故人を見守り、よい旅立ちを願う気持ちで行うもので、ご遺体の衛生保全処置でもあります。医師や看護婦、葬儀社の指示に従い、お別れの時間を充分持つことが大切です。 |
| 死亡通知 |
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伝えるべきポイントは、「死亡日時と要因」「享年」「通夜・葬儀の日程と場所」など。勤務先や学校へは窓口になる人に連絡し、後のことはお任せすればよいでしょう。 |
| 死後必要な手続き |
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『死亡診断書』は、死亡を確認した医師に書いてもらい、死後7日以内に役所に提出します。『死亡届』は死亡診断書と左右1枚で、死亡診断書と一緒の提出が戸籍法で決められています。葬儀社や知人による代行提出も可能です。死亡届提出の際に死体火葬許可証交付申請書も提出し、『死体火葬許可証』をもらいます。これは火葬の際に必要となり、火葬場の管理事務所に提出すると日時などが記入され、そのまま埋葬許可証となります。 |
| 通夜の前にまず決めること |
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通夜の前に喪主を決めます。喪主は葬儀の主催者であり、遺族の代表として弔問を受ける重要な役を務めます。一般的には配偶者、子ども、親、兄弟姉妹の順に、故人とのつながりが深く葬儀後も故人を供養できる人を選びます。ただし、未成年者や高齢の方は避けるのが普通 です。結婚して姓が変わっても、実の娘なら喪主になれます。 |
| 世話役と諸係を決める |
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喪主や遺族は弔問客や僧侶への対応に忙しく、葬儀のすべてを取り仕切るのは実際には困難です。そこで葬儀全般 を管理する世話役が必要になります。 世話役は、親戚や知人、近所の人や町内会の役員などに依頼します。葬儀運営の中心的な役ですから、喪家の事情に通じた人、経験豊かで気配り・心配りのできる人にお願いします。葬儀社の人が務めることもあります。 受付、会計、会場整理、進行、接待駐車場案内などの諸係も必要です。香典・現金を扱う受付や会計は、信頼のおける方にお願いしましょう。ただし身内の方が受付にいると、その場でお悔やみの言葉を述べることになり、受付の流れが止まるので避けた方がよいでしょう。 |
| 式の規模、式場、日程などを決める |
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葬儀社に相談。葬儀の規模や式場(自宅、寺、斎場、集会所や公民館その他)は、会葬者の人数や葬儀予算、遺族の意向などで決まります。日程はふつう死亡当日に納棺(仮通夜)、翌日の夜に本通夜、翌々日に葬儀・告別式を行いますが、火葬場の都合が最優先です。友引の日は“死者が友を引く”といわれ、たいていの火葬場が休みになります。 |
| 通夜の前に準備しておくこと |
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供花・供物の飾り方や花環を並べる順序は事前に葬儀社と打合せ、祭壇の設営や外回りの準備など後は葬儀社に任せます。 |
| 遺影写真の準備 |
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遺影は正面を向き、自然な感じで微笑んでいる写真を選びましょう。遺影に使う写真の合成技術はかなり進歩していますので、よい表情でブレがない写真を用意しましょう。故人が高齢だった場合は、少し若い頃の写真がよい場合もあります。 |
| 遺族の服装 |
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喪主と遺族は正式喪服を着用し、リボンや喪章を付けます。 未成年者や学生は、学生服で大丈夫。女性は結婚指輪以外のアクセサリーは外し(真珠の一連ネックレスはOK)、アイシャドーやマニキュアも避け薄化粧を心がけます。和装の場合は必ず家紋の確認に注意しましょう。 |
| 事務書類の引き継ぎ |
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葬儀の後で世話役や諸係から、記帳簿や香典帳、供物帳、弔電や弔辞などを受け取ります。納品書や領収書、請求書は出納帳と照合し、出金額と未払い額の確認をします。後々のトラブルを避けるため、特にお金に関することは必ずその場で確認しましょう。引き継いだ書類は大切に保管し、また葬儀社の見積もりや明細書、請求書なども同様に保管しておきましょう。 |
| 世話役の立替金の精算 |
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世話役が出費を立て替えているケースがよくあります。先方からは言い出しにくかったり、忘れていたりする場合があるので、こちらから早めに確認して、たとえ少額でもきちんと精算しましょう。 |
| 世話役などへのお礼 |
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世話役や諸係へのお礼は、葬儀終了後に「御車代」として、1人5,000〜1万円を包む事が多いようです。まとめ役の世話役代表には、1万〜2万円を目安に他の人より多めに包むことが一般的です。 |
| あいさつ回り |
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葬儀でお世話になった近所の方へあいさつに伺います。世話役などへのあいさつ葬儀を手伝ってくれた方、世話役や諸係をお願いした方へのあいさつ回りの際には、2,000〜3,000円ぐらいのお礼の品を持参するのが一般的です。目上の方、勤務先などへのあいさつ葬儀委員長や町内会長、恩師・恩人など故人が生前お世話になった方へのあいさつも早めに伺いましょう。勤務先へのあいさつ回りの際には、責任者の許可を得てロッカー内などにある私物の整理をし、持ち帰るようにします。 |
| お礼状 |
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弔電・供花・供物へのお礼状いただいた方に直接お会いして御礼を述べるのが本来ですが、あいさつの機会を持てないこともあります。そこで、まずお礼状を出しておきましょう。会葬できないで弔電や供花・供物を送ってくれた方には、必ずお礼状を出しましょう。一般の会葬者へのお礼は、告別式の際に手渡す「会葬礼状」に代えてすませているので、通常あいさつ回りは行いません。 |
| 葬儀後に出す死亡通知 |
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葬儀の連絡ができなかった方や連絡を遠慮した方には、葬儀後に死亡通知を出します。 |
| 年賀欠礼状 |
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没後1年以内に新年を迎える場合には、ほとんどの宗派の場合、年賀欠礼のあいさつが必要です。ふつう11月下旬から12月上旬までに届くように「喪中につき年賀のあいさつを失礼させていただきます」という内容の年賀欠礼ハガキを投函します。その際、「誰の喪に服しているか」を明確に書くことが肝要で、葬儀を知らなかった人への死亡通知にもなります。 |
| 僧侶への謝礼(お布施) |
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お布施渡し方僧侶への謝礼(お布施)は枕づとめ(枕経)、通夜、葬儀・告別式、納めの式、遺骨迎え、初七日とそのつど渡す場合もありますが、精進落としの後にまとめて渡すのが一般的です。また、葬儀後に一括して渡す場合もあります。渡すときは、奉書紙か白封筒で、表書きは「御布施」または「御礼」とします。葬儀の翌日か翌々日に喪主が寺に伺い、きちんとお礼を述べて渡す場合には、菓子折りなどに添えて渡すようにしましょう。 |
| お布施金額 |
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金額はケースバイケースで一概には言えません。「お気持ちで」と言われた時には、檀家の総代の方などに相談するとよいでしょう。一般的には「戒名料+読経料」で30万円から80万円の範囲内で、平均60万円(戒名料は平均40万円)位です。なお「お布施」とは別に、送迎した場合でも「御車代」を、通夜ぶるまいや精進落としに同席されない場合は「御膳料」を包むようにしましょう。 |
| 初七日の法要 |
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亡くなった日から数えて七日目に営む法要で、死後初めての法要です。現在では葬儀当日に、遺骨が帰宅したら行うことが多くなっています。その場合でも、初七日に当たる日には、故人の冥福を祈って家族で焼香するように心掛けましょう。 |
| 忌明け法要の準備 |
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法要の日時は僧侶や親戚と相談して決めます。忌明け法要は、ちょうど49日目が理想ですが、その日が平日の場合は参列者の都合を考え、“直前の”土曜や日曜にずらして集まりやすいように参列者への考慮をしましょう。(49日目を過ぎた場合の土曜・日曜は不可です。) |
| 招待者の決定 |
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日時が決まったら招待する人を決め、一周忌までは親戚や近親者だけでなく、故人の友人や知人などを招待するのが一般的です。 |
| 会場の決定 |
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会場は自宅、菩提寺のほか、会館やホールを利用します。菩提寺なら寺や僧侶の都合を、会館などの場合には予約状況を確認します。 |
| 法要の連絡 |
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日時と場所が決まったら、電話や手紙で列席者に連絡します。手紙は封書で、案内状と出欠の返信用ハガキを同封します。会場までの案内図も入れます。先方の都合を考え、法要を行う3週間位前までには連絡をしましょう。「法要の連絡先リスト」は、今後の法要のときにも必要になりますので整理して保管しておきましょう。 |
| 寺院・僧侶との打ち合わせ |
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僧侶との打ち合わせでは、僧侶の人数と送迎方法、読経御礼(お布施)の額を決めておきます。お布施は水引きのない不祝儀袋を用意し、表書きは「御布施」とし、その下に法要の主催者の姓名を書きます。金額は葬儀のときよりは少なくなりますが、分からないときは葬儀社などに聞きましょう。なお、送迎を行わない場合には別に「御車代」を、また僧侶が会席に列席しない場合は「御膳料」を前もって準備します。 |
| 料理の手配 |
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法要終了後、僧侶と参列者をもてなす席を設けます。招待人数に応じて、お清め料理の手配を行います。 |
| 供花・供物の手配 |
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供花や供物の手配を行います。 |
| 引き出物の手配 |
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四十九日では、香典返しとは別に引き出物を用意し参列者に渡します。表書きは黒白、双銀の結び切りで、「粗供養」「志」「満中陰志」などとします。業者に頼めば、あらかじめ印刷された用紙で包んでくれます。
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| 仏事年中行事 |
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<お盆>7月13日〜16日(地域により8月)
精霊棚(盆棚)と呼ばれるご先祖をお迎えする場所をつくり、お墓へ迎え提灯を持参し墓前で火を灯し精霊をお連れします。 また先祖様に我が家を知らせる目印として提灯をお飾りし、お迎えします。(一部宗派を除く)
<お彼岸>
春彼岸 3月18日〜24日
秋彼岸 9月20日〜26日
お仏壇を美しく整え、お花、お供物を供え毎日お線香、灯明をあげお参りします。 そしてお墓参りに行き、ご先祖様の供養をします。
<月忌法要、年回法要>
年に一度、亡くなった日と同月の命日が訪れますが、これが「祥月命日(しょうつきめいにち)」で、とくに列席者を招いて追善供養するのを「年忌法要(ねんきほうよう)」または「年回法要」といいます。 死亡翌年の祥月命日はなかでも大切な「一周忌」です。必ず営み、四十九日の法要と同様に盛大に行います。年忌法要は一周忌のあと、2年目の命日に行う「三回忌」以後、七回忌(6年目)、十三回忌(12年目)、17回忌(16年目)と、三と七の年度に行います。一般的には十三回忌までと、三十三回忌の法要を行うことが多く、三十三回忌が終わると故人は完全に成仏したと考えられ、最後の法要として「年忌明け」などと呼ばれます。
<お墓参り>
お墓参りはお盆、春秋のお彼岸、故人の命日、お正月などに行うのが一般的ですが、それ以外の日にもできるだけお参りするのが望ましいとされています。 お墓参りでは、花立ての水を替えて新鮮な花を生け、供物を供え、焼香して拝みます。供養の前に、墓石を磨いたり、周りの雑草を取り除いたり、お墓をていねいに掃除することも忘れないように。お墓参りのときに用意するものは、線香、ロウソク、マッチ、お花、果物や菓子・お酒などの供物、水やバケツ、雑巾などの掃除用具です。なお掃除用具については、墓地の管理事務所などで貸してくれる場合があります。 |